トラフィックや順位だけでは売れ筋商品しか見えません。カタログのSEOを本当に左右する指標は、Googleが実際にインデックスしている商品の割合です。
カタログSEOの順位で、誰も見ていない指標
カタログSEOの順位とは、一部の商品ページだけでなく、商品ラインナップ全体がGoogleやAI検索エンジンで見つかる力のことです。測定にはインデックス掲載範囲を使います。これは、カタログ全体の商品数に対して、検索結果に実際に表示される商品の割合です。10商品で優れた順位を獲得していても、ほかの300商品が見えないままなら、その事実がレポートに明確に表れないことがあります。
多くの販売者は、Googleアナリティクスや、順位の高い単一の商品ページを見て、サイトが「うまく機能している」と判断します。しかし、クローラーは孤立した1ページだけを見ているわけではありません。サイトマップを読み取り、構造化データの品質を評価し、商品ページに重複コンテンツや、インデックスに値しないほど少ないコンテンツがないかを確認します。独自の説明文、十分な属性情報、Productマークアップが不足していると、Googleはダッシュボードに目立ったエラーを出さずに、そのページをインデックスから除外することがあります。検索する人にとって、その商品は存在しないのと同じです。
カタログSEOの順位とは何か、ページ単位のランキングとの違い
カタログSEOの順位は、商品ページ全体に関わる集合的な指標です。1つのキーワードに対する1ページの順位ではなく、全商品ページのうち、何ページが検索結果に表示されているかを見ます。
300商品を扱うECサイトで、Googleの1ページ目に表示される商品が1つしかない場合、その商品が売上を生んでいたとしても、カタログ全体のSEOが良好とはいえません。ページ単位のランキングは一点のデータですが、カタログのSEOは分散したデータです。どのカテゴリーに表示可能な商品が少なくとも1つあるのか、購買意図のある検索クエリで何商品が表示されるのか、完全にインデックスから外れている商品はいくつあるのかを、全体で確認する必要があります。
複数チャネルで販売する人に、この区別が重要な理由WooCommerce、Etsy、Amazonに同じ商品を登録している販売者は、優先度が高いと思うチャネルだけを最適化しがちです。残りのカタログには、コピーした説明文や不完全な説明文がそのまま残り、Googleから質の低いコンテンツとして扱われ、インデックスされにくくなります。
誰も見ていない指標:実際にインデックスされた商品の割合
最も役立つのに、あまり確認されていないカタログSEOの指標は、インデックスされた商品数と公開商品数の比率です。カタログに300商品があり、そのうちGoogleのインデックスに表示されるのが90商品だけなら、実際の掲載範囲は30%です。その90商品がどれだけ上位に表示されているかは関係ありません。
この割合は、Googleアナリティクスの標準レポートには表示されません。WooCommerceで公開している商品の実データと、Google Search Consoleの「インデックス登録」または「ページ」セクションにあるインデックスデータを突き合わせて算出します。2つの数値の差が、誰にも気づかれないままカタログが可視性を失っている領域です。
インデックスされていない商品は、ランキングに問題がある商品ではありません。Googleにとって、そもそも存在していない商品です。
- WooCommerceで公開されているのに、XMLサイトマップに含まれていない商品。
- 仕入先や別の販売チャネルからコピーした説明文を使っている商品ページ。
- 色やサイズなどのバリエーションに独自のコンテンツがなく、重複ページとして扱われている商品。
- 内部リンクが弱い、または存在せず、孤立しているカテゴリー。
高度なSEOツールなしで、WooCommerceのデータから算出する方法
商品のインデックス掲載範囲を計算するには、WooCommerceのカタログを書き出したデータとGoogle Search Consoleの「ページ」レポートがあれば十分です。商品ページのURLと、実際にインデックスされているURLを比較します。
手作業ではありますが、自分でショップを運営している人でも実行できます。まずWooCommerceから、各商品ページのURLを含む商品一覧をCSVで書き出します。次にSearch Consoleを開き、テーマで使っているパス、たとえば「/product/」で絞り込みます。そして「インデックス登録済み」と表示されるURL数と、「未登録」またはレポートに存在しないURL数を記録します。2つの合計を比較すれば、カタログの実際の可視性を確認できます。
仮想例:40商品を扱う職人手作りの陶器を販売し、WooCommerceで約40商品を管理している職人が、この比較によって、半分の商品しかインデックスされていないことに気づくケースを考えてみましょう。色違いの商品を別商品として登録し、同じ説明文を使っているため、Googleから重複ページと判断され、インデックスから除外されている可能性があります。
もう1つの例:複数チャネルで販売する小売業者WooCommerce、Etsy、eBayに同じカタログを登録している小売業者は、Etsyでは独自のコンテンツによって掲載範囲が高くても、WooCommerceでは非常に低いことがあります。WooCommerce側に仕入先の一般的な説明文が残っている場合です。
コンテンツではなく、掲載範囲に問題があるカタログのサイン
説明文や価格が正しいにもかかわらず、売上が昔からある一部の商品に集中し、新商品が何か月も見えないままなら、カタログにはコンテンツではなく掲載範囲の問題がある可能性があります。
ほかにも、オーガニック流入が何年も同じ5〜10ページにほぼ限られている、新しく追加した商品がSearch Consoleで一度も表示回数を獲得していない、季節商品やニッチなカテゴリーが業界関連の検索クエリにまったく現れない、といったサインがあります。この場合に必要なのは、既存の説明文を上手に書き直すことだけではありません。カタログの一部全体が、なぜクローラーの検討対象にすらなっていないのかを確認することが重要です。
ペルソナ:複数チャネルで販売するマルコマルコは実店舗と、300商品以上を扱うWooCommerceサイトを運営し、AmazonとEtsyにも出店しています。チャネル間で同じ説明文をコピーする作業に何時間も費やしています。彼の典型的な問題は、個々の文章の品質ではありません。カタログの大部分に専用の最適化が行われていないため、検索結果から外れたままになっていることです。
売れ筋だけでなく、カタログ全体の可視性を高める具体策
カタログSEOの順位を改善するには、すでに成果が出ている商品だけでなく、すべての商品ページに対して施策を行う必要があります。サイトマップの更新、独自の説明文、Productマークアップ、十分な属性情報が基本です。
現実的な計画は、いきなりすべてを書き直すのではなく、不足しているものを把握することから始めます。
- 公開中の商品がすべて、Search Consoleに送信したXMLサイトマップに含まれているか確認する。
- 同じ商品のバリエーション間や、異なる販売チャネル間で重複している説明文を特定する。
- 価格、在庫状況、画像などのProductマークアップがない商品ページに追加する。
- 素材、サイズ、用途などの不足している属性情報を補完する。こうした情報がないと、商品ページがインデックスに値しないほど薄い内容になることがあります。
- 2〜3か月ごとに公開商品数とインデックス商品数を比較し、改善状況を確認する。
売れ筋商品を5つだけ最適化しても、カタログ全体のSEOは動きません。改善されるのは、その5ページの順位だけです。
Katapicがカタログの掲載範囲の問題に取り組む方法
Katapicは、WooCommerceのカタログを管理しているものの、ページごとに可視性の低下を確認する時間や専任のSEOチームがない人のために生まれました。初回スキャンは匿名かつ読み取り専用で行われ、サイトに変更を加えず、現在のカタログを分析します。そして商品ごとにSEO、AEO、ブランド関連性について客観的なスコアを返すため、どの商品ページが見えなくなるリスクを抱えているのか、その理由をすぐに把握できます。リライトエンジンは実際のカタログデータを使い、仕様を創作しません。販売者がすでに入力した事実を保ったまま、GoogleやAI検索エンジンにとって読みやすい形に整えます。数百商品を扱うカタログでは、各ページを手作業で確認するのは現実的ではありません。売れ筋だけでなく、すべての商品に測定可能なスコアを付けるツールを使うことが、本当に対応すべき場所を見つける第一歩になります。自分の状況を確認したい方は、Katapicでカタログの無料スキャンを始められます。
カタログSEOの順位に関するよくある質問
オンラインで販売中なのに、Googleに表示されない商品があるのはなぜですか?Googleが質の低いコンテンツや重複コンテンツと判断していることがよくあります。仕入先と同じ説明文、独自の文章がないバリエーション、Productマークアップのない商品ページなどは、技術的にアクセス可能でエラーがなくても、品質評価の過程で除外されることがあります。
商品SEOスコアとカタログSEOの順位はどう違いますか?商品SEOスコアは、タイトル、説明文、属性、マークアップなど、1つの商品ページの品質を評価します。一方、カタログSEOの順位は、こうしたスコアが商品ラインナップ全体に分散して積み重なったものです。個々の商品スコアが高くても、全体の掲載範囲が低いことはあります。
カタログのインデックス掲載範囲は、どのくらいの頻度で確認すべきですか?安定したカタログであれば、2〜3か月に1回の確認で一般的には十分です。商品を頻繁に追加する場合や、複数チャネルを同時に運用している場合は、商品を一括登録した直後など、より頻繁に確認するとよいでしょう。
インデックスされていない商品は、すべてゼロから書き直す必要がありますか?必ずしもそうではありません。バリエーション間で共有している説明文を独自の内容にする、不足している属性情報を追加する、正しいProductマークアップを設定するだけで改善できる場合があります。完全な書き直しが必要なのは、元のコンテンツがユーザーにとって役立つにはあまりにも少ない場合だけです。
Domande frequenti
- オンラインで販売中なのに、Googleに表示されない商品があるのはなぜですか?
- Googleが質の低いコンテンツや重複コンテンツと判断していることがよくあります。仕入先と同じ説明文、独自の文章がないバリエーション、Productマークアップのない商品ページなどは、技術的にアクセス可能でエラーがなくても、品質評価の過程で除外されることがあります。
- 商品SEOスコアとカタログSEOの順位はどう違いますか?
- 商品SEOスコアは、1つの商品ページの品質を評価します。カタログSEOの順位は、こうしたスコアが商品ラインナップ全体に分散して積み重なったものです。個々の商品スコアが高くても、全体の掲載範囲が低いことはあります。
- カタログのインデックス掲載範囲は、どのくらいの頻度で確認すべきですか?
- 安定したカタログであれば、2〜3か月に1回の確認で一般的には十分です。商品を頻繁に追加する場合は、商品を一括登録した直後など、より頻繁に確認するとよいでしょう。
- インデックスされていない商品は、すべてゼロから書き直す必要がありますか?
- 必ずしもそうではありません。共有している説明文を独自の内容にする、不足している属性情報を追加する、正しいProductマークアップを設定するだけで改善できる場合があります。完全な書き直しが必要なのは、元のコンテンツがあまりにも少ない場合だけです。


